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でも、どの本を開いても

希望的観測は書かれてなくて・・・。

立ち読みしながら

全身、血の気が引いていくのが分かります。

気が遠くなり、倒れそうなほどでした。

大勢のお客さんで賑わっている書店。

こんなに周りには人がいるのに、

こんなに

ひとりぼっち

に感じたことはなかった。

誰も今の僕の気持ちを分かってくれないだろうな・・・。

店内BGMさえも次第に聴こえなくなって、

指の先から冷たくなっていくのを感じました。

お腹の中心からブルブル震えも出始めました。

万が一、命を救える見込みがあったとしても

片腕を切断する手術が大前提。

この事実にもショックでした・・・。

それでも助かる可能性は極わずかしかないけれど。

あぁ~、僕の遺骨は片腕になるんだな?って

火葬場の光景が強烈に目に浮かびました。

五体満足に産んでくれた両親に申し訳なかった。

トイレで息を殺して、嗚咽しました。